宮城・柴田出身の靴職人、漫画の主人公に 多様な生き方伝える

「靴のカタチ」の一場面

 現在、漫画サイトなどで配信中の「靴のカタチ」の主人公は靴職人。アート作品も手掛け、国際コンクールでも優勝した宮城県柴田町出身の三沢則行さん(41)=東京都在住=の半生を描いている。

 「漫画化の話はうれしかったが、自分のことが面白いものになるのか不安もあった」という三沢さん。その人生にスポットを当てたのは、制作会社「The FAN」代表で原作者でもある中村旭宏さん(28)だ。

 職人らを描くシリーズの第1弾に三沢さんを選んだ。靴作りを突き詰めながら「履かない靴」といったアート作品も志向する、固定概念にとらわれない姿勢が中村さんの心を動かした。

 学生時代に革靴に目覚めた三沢さんはオーストリアで修行し、東京に工房を開いた。漫画では、職人の世界に飛び込む際や海外修行時代の不安や孤独感も描かれている。「職業選択に悩む人も多い。いろんな仕事、生き方があることを若い人に知ってほしい」と三沢さん。出版化の計画もある漫画が、学校の図書館に並ぶ日を夢見る。
(整理部・大場隆由)

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