来春引退のSL銀河、外観も車内もがっつり公開 釜石駅で見学会

SLの前で写真を撮る子どもたち。ホームには多くの家族連れが詰めかけた

 JR釜石線を走る観光列車「SL銀河」を自由に見学できるSL銀河公開デーが4日、岩手県釜石市の釜石駅であった。蒸気機関車を間近で見ようと、ホームは家族連れや鉄道愛好家でごった返した。

SLの運転台で説明を受ける男性(左)。事前申し込みをした10人だけが特別に入ることができた

内装は「銀河鉄道の夜」

 SLは駅構内の車庫から煙を吐きながら進み、ホームに入線して客車と連結。汽笛を鳴らすと、家族連れから歓声が上がった。

 SLや客車の前では子どもたちが記念撮影。事前に申し込んだ10人は特別に運転台を見学し、興味深そうに計器類の説明を受けていた。4両の客車も開放され、宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」を題材にした内装を眺めたり、客席の座り心地を確かめたりした。

車内の意匠は「銀河鉄道の夜」がモチーフ。照明には作品に登場する白鳥が描かれている

「格好いい」声弾む

 岩手県大槌町の小中一貫校、大槌学園3年沢舘優輝君(8)は「こんなに近くでSLを見たのは初めて。汽笛も迫力ある車体も格好いい」と声を弾ませた。

 公開デーはJR東日本主催。SL銀河は東日本大震災からの復興支援や地域活性化を狙い、2014年に運行が始まった。客車の老朽化に伴い、来年春の引退が決まっている。

客車にはSL銀河誕生のきっかけとなった「銀河鉄道の夜」の複製原稿が展示されている

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