仙台・西公園のSL、公開一時中止 アスベスト除去で6月下旬まで

修理のため約3カ月半、展示が中止されるSL「C601」

 仙台市は青葉区の西公園に保存展示している蒸気機関車(SL)に腐食やアスベスト(石綿)使用が見つかったとして、15日から修理作業に乗り出す。期間は6月下旬まで約3カ月半の予定で、アスベスト飛散を防ぐ仮囲いを設置するため機関車は見られなくなる。

 雨水で腐食したSL下部の熱配管や鉄板を修理・交換するほか、石炭を燃やすかまなどの断熱材に使われたアスベストを除去する。SLの大規模な修理は2014年10~12月以来、7年3カ月ぶりとなる。

 SL「C601」は1942年に製造され、68年に引退するまで東北線や奥羽線などを走った。同年、市内の小学生が旧国鉄東北支社に手紙を送り、SL保存を訴えたことをきっかけに69年5月、西公園の現在地に設置された。C60形としては国内で唯一現存する。

 青葉区公園課の担当者は「50年以上保存してきた市民の財産。アスベストの健康被害は確認されていないものの、今後も安全に見てもらうために除去が必要になった」と理解を求めた。

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