山形のラーメンが「ガチャ」に 印刷会社がキーホルダー発売

山形のラーメンの画像を印刷したキーホルダーを手にする高木さん(右)

 山形市の大風印刷が、カプセル入りの玩具などが出てくる小型自動販売機「ガチャポン(カプセルトイ)」の事業を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに2020年に事業参入。4月29日に第3弾となる地元ラーメンのキーホルダーを発売した。山形の魅力を前面に出したユニークなグッズとして、土産などの需要に期待を寄せる。

5店参加、「大盛り無料」など特典も

 発売したのは「メン愛好家 ラーメン手形キーホルダー」(500円)。直径5センチの円形で、協力する山形市内の5店で提供するラーメンの画像や店名などを載せた。キーホルダーをそれぞれの店舗に提示すれば大盛り無料などの特典を期間限定で何度も受けられ、全5種を集めるとその場でプレゼントがもらえる。3・8%の確率で出現し、全店舗でサービスを受けられるシークレットキーホルダーもある。

 販売機は観光地の山寺にある土産物店「えんどう本店」、ラーメン好きに人気の立ち寄りスポット「酒井製麺所直売所」の山形市内2カ所に設置。他に参加を希望するラーメン店もあり、今後はラインアップを増やすという。

 考案した大風印刷の営業二課マネジャーの高木龍人さん(32)は「山形のラーメンは味や特色が多彩。コロナ禍で飲食店が苦境にある中、魅力を地元のラーメンファンや来県客らに広くPRできれば」と話す。

5店のラーメン画像を印刷したキーホルダー

障害者の雇用拡大にも貢献

 同社は1947年創業の老舗の印刷会社で、年間売上高は13億円。仙台や東京にも営業拠点を置く。

 コロナ禍を受け、人との接触がなく、電力を使わず販売できるカプセルトイ事業に着目した。第1弾として、20年8月に疫病を払うとされる妖怪「アマビエ」に山形名物玉コンニャクなどをあしらったキーホルダーを販売。続く昨年10月には地元の方言を印刷したマスクも発売した。

 「キーホルダーやカプセルに入れる説明書の印刷から販売まで、自社の持つ技術を生かして一貫して行えるのが強み」と高木さん。カプセル詰めなど簡単な作業は地元の福祉サービス事業所に委託し、障害者の雇用拡大にも貢献する。

 今後は、山形県内外のご当地ラーメンや山形名物のそばなどを題材にした商品展開も構想している。高木さんは「総合印刷業の強みを生かし、新たなコンテンツづくりを進めて地元の観光地を応援したい」と意気込む。

[参加店]金長本店、有頂天EVOLUTION荒楯本店、栄屋本店、自家製麺鶏冠(とさか)、極中華蕎麦(そば)ひろた

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