キャンパス内に学生向けカーシェア 山形・東北芸工大が導入

キャンパス内に常駐する共同利用の車両を運転し、乗り心地を確かめる学生ら

 東北芸術工科大(山形市)は20日、学生や教職員向けカーシェアリングのサービスを山形県の大学で初めて導入した。車を所有しない学生の広範囲の移動を支援する。全国では国際教養大(秋田市)などが取り入れているが、キャンパス内に共同利用する車両を常駐させるのは珍しいという。

 貸し出すのは、5人乗りコンパクトカーと8人乗りミニバンの2台。手持ちのスマートフォンにダウンロードした専用アプリで予約から解錠、決済まで行える。利用料は15分150円から。導入にはネッツトヨタ山形(山形市)の協力を得た。

 サービス開始を前に学内でデモンストレーションがあり、デザイン工学部2年の結城有紗さん(19)が手続きを実演。他の学生とミニバンの乗り心地を確かめた。結城さんは「県外出身の友人を(山形市の観光地)山寺に連れて行きたい」と声を弾ませた。

 東北芸工大によると、学生約2500人のうち自家用車で通学しているのは2割弱。宮城など県外出身者も含めて多くは自転車などで通い、公共交通機関が手薄な県内での行動範囲は限られているという。

 木原正徳副学長は「最上川や蔵王などに行ったことがない学生も多い。車を利用して山形の魅力を十分に味わい、4年間の学びをより豊かなものにしてほしい」と願った。

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