デスク日誌(5/29):君の名は

 「マージャン」や「ムサシ」。遺伝子にも名前がある。名付け親は新たな遺伝子発見の当事者となった研究者らで、個性的でユニークなものも多いという。

 若手の研究者夫婦が執筆した『遺伝子命名物語』は、名前に秘められたドラマを紹介。「マージャン」は細胞同士の争いに関わる遺伝子で、日中の科学者が研究に携わった。両国に共通し、「勝負事に関係している」というのが命名理由。メディアの注目も集めた。

 「ムサシ」は剣豪宮本武蔵から名付けられた。小さなハエから見つかった遺伝子。「分裂によって生まれる二つの細胞に異なる形と役割を与える」という、二刀流のような機能を持つ。幅広い生き物に存在することも分かり、医学研究に応用する動きが広がる。

 科学の世界では、個性的な名前が人々の興味を引き、研究発展に一役買う。

 人間の名前には一定のルールができそうだ。法制審議会戸籍法部会が17日、「キラキラネーム」など漢字本来と異なる読み方をどこまで認めるかについて基準案を提示。当日の1面はキラキラネームではない整理部員が担当。分かりやすい見出しでニュースを伝えた。
(整理部次長 熊谷修)

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る