(286)薫風のめくるシベリア画集かな/増田 三果樹(1922~2014年)
作者は本名増田幸治、福島県桑折町出身で「異国の丘」の作詞者である。「今日も暮れゆく異国の丘に~」。シベリア抑留中の強制労働や極寒の中、皆が口ずさみ励まし合った歌といわれる。俳句の仲間で、私より30歳…
関連リンク
- ・(285)頬杖の机上青野に続くかな/小檜山 繁子(1931年~)
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- ・(282)ぎしぎしや来た道すぐに振り返る/津田 このみ(1968年~)
- ・(281)夏の夜は水に明けゆく別れ哉/小宮豊隆(1884~1966年)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。