(287)笠嶋はいづこさ月のぬかり道/松尾 芭蕉(1644~1694年)
「さ月」は漢字で書くと皐月または五月。俳句で「五月」と出てきたら、ゴガツと読んでは間違いのこともある。五月雨はサミダレ。梅雨の雨であって新暦5月の雨ではない。この句は新緑ではなく、梅雨のジメジメの頃…
関連リンク
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- ・(285)頬杖の机上青野に続くかな/小檜山 繁子(1931年~)
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- ・(282)ぎしぎしや来た道すぐに振り返る/津田 このみ(1968年~)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。