(298)雨粒を涼しく濡らす雨なりけり/安里 琉太(1994年~)
雨粒を雨が濡(ぬ)らすとは不思議な表現だ。草木の葉やコンクリートの道路に当たり跳ね返った雨粒に、空からやって来たばかりの雨が降り重なっていく様子だろうか。そうするとある程度強い雨だろう。作者の故郷、沖縄のスコールも思い浮かぶ。夏の暑さの中に感じる「涼し」さは、雨の降る大景の中、雨粒一粒に想(おも)…
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