毛並みの美しさから「黄金の馬」「幻の馬」とも称されるアハルテケという馬がいる。青森県八戸市の牧場が国内で唯一、その飼育に取り組んでいる。中央アジア原産で、世界に約3000頭しかいない希少種。繁殖にも成功し、現在12頭まで増えた。功績が認められ、このほど国際アハルテケ協会から「ブリーダー賞」が贈られた。牧場の関係者は「多くの人にこの馬の魅力を知ってほしい」と話す。
この牧場は、アハルテケ長谷川牧場。運営する「アハルテケ・アフィニティ」の会長・長谷川百合子さん(71)が中心となり、スタッフ5人と成育、繁殖に取り組む。
長谷川さんが牧場をオープンしたのは2019年の夏。牧場の適地を探して全国を巡り、八戸のこの場所が「馬にとって理想的な土地だった」という。気候が冷涼で、馬の運動に適した緩い傾斜がある。海から波の音も聞こえる。
かつて牧場だった土地約23万平方メートル(7万坪)を借り受け、18年から整備。現在は放牧場13カ所、馬場2カ所、厩舎3棟、ゲストハウスなどがある。
アハルテケは馬の原種に最も近く、現存する最古の馬の一つとされる。トルクメニスタン原産。絹糸のように細い短毛が特徴で、光沢のある毛並みが日差しで美しく輝く。
長谷川さんによると、賢くて運動能力も高い。「三国志」に登場する赤兎馬(せきとば)はアハルテケだとされ、歴史的にも貴重だという。
長谷川さんと馬の出合いは50歳のころ。健康問題から医師に運動を勧められ、乗馬を始めた。趣味が高じて57歳の時、浜松市で乗馬クラブをつくるまで馬に夢中になった。
「憧れの馬だった」アハルテケの美しさに魅せられ、18年まで7頭を輸入。乗馬クラブを閉鎖し、牧場の運営に乗り出した。トルクメニスタンを度々訪れ、国際アハルテケ協会の指導を受けながら、成育や繁殖を学んだ。
これまで5頭の子馬が誕生。保護活動に取り組む協会からブリーダー賞を授けられ、長谷川さんは「後世につなぐお手伝いができればうれしい」と言う。
牧場では、1日1組限定で乗馬やトレッキング、アハルテケと触れ合える有料のプログラムを用意している。繁殖活動への影響を避けるため、牧場の詳しい場所は公開していない。希望者はホームページ「黄金の馬 アハルテケ」から申し込む。
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