河北抄(6/22):永田町の住人は「黄金色」が好きなようだ。…

 永田町の住人は「黄金色」が好きなようだ。政界で最近ささやかれるようになったのが「黄金の3年」。

 次期参院選は2025年夏。衆院選は解散がなければ25年の秋までない。岸田文雄首相が今回の参院選を無難に乗り切れば、次の国政選挙までの3年間は、政局に神経を使うことなく、思う存分腕を振るえる。この上ない安泰の日々が到来するとの皮算用だ。

 04年の参院選当時、自民党参院議員会長の青木幹雄氏が「勝てば黄金の3年が来る」と時の首相を鼓舞したことが今に伝わるが、3年をやり過ごすことはまずない。権力を握れば権限を行使したくなる。参院選後、長期政権を目指し、早々に衆院選に打って出ることが多かった。

 新型コロナの感染「第5波」が下火になった昨年10~12月を「黄金の3カ月」と表現したのも政治家だ。すぐに次の波に襲われ、めっきが剥がれてしまった。

 きょう参院選が始まった。コロナに物価高、安全保障と喫緊の熱いテーマばかりだ。有権者が見たいのは候補者の地金だ。有事の夏。上っ面の舌戦はご免だ。

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