(311)水中の苺の自在手をよけし/相馬 京菜(1999年~)
楽しい一句。苺(いちご)はクリスマスシーズンにスーパーでよく見かけるが、本来の旬は夏。ほら、農園の苺狩りも春から夏でしょう? 掲句、「自在」の一語が演出する苺のイキの良さ。小粒の苺がボウルの中で輝い…
関連リンク
- ・(310)水族館の夜に陸族ひとり視(み)られ/赤野四羽(1977年~)
- ・(309)雨よ永い永い昼寝ということか/赤野 四羽(1977年~)
- ・(308)飛び込みてプール開きの水しぶき/柏原 潤子(1964年~)
- ・(307)かたつむりゐなくなるまでゐてやれず/野口 る理(1986年~)
- ・(306)かき氷黙つてみづになつてをり/辻 美奈子(1965年~)