ペットショップに動物300匹置き去り 岩手県が緊急保護、譲渡を準備

 岩手県奥州市のペットショップで経営者が不在となり、猫や犬など約300匹の動物が店内に取り残されていたとして、県は29日、動物を緊急保護し、動物愛護団体を通じて譲渡の準備を進めていると発表した。関係者によると、ショップの経営者は死亡したという。

取り残された動物を運び出す職員=28日(岩手県提供)

 県によると、店内に取り残されていたのは犬61匹、猫149匹のほか、ニワトリやカナリア、ハムスターなど。死んでいた動物は確認されていない。

 6月2日、動物が放置されているとの情報が寄せられた。職員が餌を与え、ケージを掃除しながら保護を始めた。動物は順次、県内9保健所や災害時の動物救護活動協定を結ぶ愛護団体に移送している。

 動物のうち約1割は体調を崩しており、県が治療する。犬猫に関しては感染症予防のワクチン接種も施す。受け入れ環境が整っている希望者に譲渡する方針。手続きは準備が整い次第、各保健所のホームページに掲載する。

 県によると、ペットショップは5月下旬に廃業。台帳の管理不備や動物用のケージ不足があり、県が15年ほど前から指導していた経緯がある。

 県民くらしの安全課の担当者は「結果的に多数の動物が残されて残念。適正な飼育が行われるよう指導していく」と話した。

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