(313)「いい晩だ」父のひと声ほたる舞ふ/黒田 杏子(1938年~)
東京で暮らしていた作者は、戦争で栃木県に疎開、1951(昭和26)年に父親が医院を新築した時は中学1年生だった。掲句はその頃の蛍の思い出。同時作に<青田より定刻にくる青ぼたる><箸を置き電燈を消すほ…
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