投票すれば「選挙割り」 トンカツ半額、参院選でも 平田牧場

平田牧場が選挙割りとして半額で提供する金華豚厚切りロースカツ膳(同社提供)

 畜産大手の平田牧場(山形県酒田市)が、選挙で投票した人に名物のトンカツを半額で提供する「選挙割り」サービスを続けている。3年前から導入し、昨年10月の衆院選では2万5000枚の利用があった。10日投開票の参院選でも4~18日に実施する。

 同社の選挙割りは2019年の酒田市長選が始まり。産直企画広報課の山本俊介課長(49)は「地元首長を決める大事な選挙。多くの若者に足を運んでもらおうと企画した」と振り返る。

 市内限定でトンカツ700枚から始まったサービスは、選挙を重ねるごとに広がりを見せた。昨年1月の山形県知事選は、3割引きながら県内全域で1800枚を販売。前回衆院選は対象商品を限定しつつ半額に戻して東京や仙台でも実施し、一気に販売数を増やした。

 山本課長は「新規来店者が増えた。うちのトンカツのおいしさを広く知ってもらういい機会にもなった」と話す。山形県は国政選の投票率が過去3回連続で全国一。「少しは力になれたのかな」と喜ぶ。

 今参院選でも割引率や規模を継続。投票所で発行される「投票済証」や投票参加を確認できる画像の提示が利用条件となる。

 対象商品は地域によって異なる。JR山形駅の店舗では「金華豚厚切りロースかつ膳」(2530円)を半額で提供。仙台市青葉区の藤崎では「金華豚ロースかつ」(80グラム、780円)を半額で最大10枚まで購入できる。

 選挙割りの普及を進める一般社団法人選挙割協会(東京)の佐藤章太郎代表理事(49)は「平田牧場のサービス内容は破格で、選挙割りの文化を全国に広げる旗振り役を担っている」と評価する。

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