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(316)酔いて若し未来ある夜のかなぶんぶん/酒井 弘司(1938年~)

 作者が20代前半ごろの句。酒を飲んだ居酒屋からの帰り道だろうか。酔った体の火照りに夜風が心地よく、気持ちも大きくなってくる。「酔いて若し」「未来ある夜」と言えるのは若さの特権か。夜道で遭遇したカナブ…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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