(317)流るるか流されゐるか水すまし/小池 康生(1956~2022年)
「水すまし」。学術的には鼓虫(まいまい)だが、俳句では水馬(あめんぼ)のことも言う。何となくこの句は、腹ばいに水に浮いている鼓虫を想像する。鼓虫は昔からどこか寂しげに詠(うた)われている印象があるが…
関連リンク
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。