(318)炎天の手首は影を持ち歩く/あざ蓉子(1947年~)
連日、暑い日が続いています。太陽は燃え盛り、容赦なく降り注ぎます。その空の下を歩いてゆく自分自身の手首に注目した句です。「影を持ち歩く」とは不思議な表現ですね。はじめは腕時計の影かと思いましたが、な…
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。