(320)濯ぎたる櫛の音色の泉かな/さ青(1979年~)
想像力を刺激する句。身も蓋(ふた)もなく解釈してしまえば湧水で櫛(くし)を濯(そそ)いだら、洗う音と本来の水音が混ざったということになるだろうか。しかしこう詠まれてみると、さらさらと湧く泉の水音と梳…
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