理系JKが活躍する未来に 福島・楢葉で体験講座 女性研究者と交流

 科学や工学の分野で研究者などを目指す女子高生が集い、自分のキャリアについて考える「国際メンタリング・ワークショップJoshikai in Fukushima 2022」が23、24日の両日、福島県楢葉町で開かれた。

自らのキャリア形成などについて発表する参加者

 東京電力福島第1原発の廃炉などを支援する原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)の主催。県内の19人を含む女子高生計36人が、国内外で活躍する理工分野の女性研究者11人との交流を通じ、将来を考えてもらうのが狙い。

 海外からはイギリス国立原子力研究所のフィオナ・レイモン氏、国内からはお茶の水女子大の室伏きみ子名誉教授らが講師として参加した。廃炉作業に携わる東電の女性技術職員も福島の現状などを紹介した。

 24日は、参加者が8グループに分かれて講師と共に意見交換した。将来のために今できることや仕事と育児の両立などについて不安や悩みを打ち明けた。

 グループごとの発表では、「海外に目を向け広い視点で物事を考えることが大事」「進む道は一つでなくてもいい」「地域に貢献したい」などの気付きがあったことを紹介した。

 南相馬市の原町高2年遠藤瑚子さん(17)は「理系クラスは女子が少ないので、仲間との出会いがいい刺激になった。不安に思っていた育児について支援制度を知った。自分から積極的に調べ、いい環境を選択していきたい」と話した。

 NDFの山名元・理事長は、終了後の取材に「復興には技術者の力が必要で、女性の発想や視点が生かされるべきだ。福島から女性の研究者や技術者が育つことを期待したい」と話した。

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