全国高校野球6日開幕 大旗目指す東北勢チーム紹介㊤八戸学院光星 一関学院 仙台育英

 第104回全国高校野球選手権大会が6日、甲子園球場で開幕し、東北からは八戸学院光星(青森)一関学院(岩手)仙台育英(宮城)能代松陽(秋田)鶴岡東(山形)聖光学院(福島)が出場する。高校球児にとって憧れの大舞台で東北勢初の優勝を目指す6校を紹介する。メンバー表の◎は主将、丸数字は学年。

八戸学院光星(青森・3年ぶり11度目)伝統の強打は上り調子 織笠はパワー光る

 攻守の総合力で3年ぶりの甲子園出場をつかんだ。「強打の光星」と定評のある打線は秋の敗戦を機にウエートトレーニングなどを見直し、力を入れた。5試合で26得点と調子を上げている。中でも打率5割を誇る中軸の織笠は2本塁打とパワーが光った。

 総失点13、チーム防御率は2.40と守りも堅い。投手陣は6人と層が厚く、球数制限や負担軽減を考慮し、短い回数をつなぐスタイル。最速144キロの本格右腕、主戦洗平歩は防御率1.23と安定し、左の渡部もスライダーなど変化球に切れがある。

 かつて春夏通じ史上初の3季連続甲子園準優勝を果たした強豪も、コロナ禍で思うような結果が出ず、苦しんできた。仲井監督は「失いかけた自信を取り戻した。171人の部員全員が一人一役を果たし、もう一段レベルを上げて臨みたい」と気を引き締める。

パワーが持ち味の織笠。八戸工大一との決勝でも左越えに本塁打を放った

部長 小坂 貫志
監督 仲井 宗基  身長  体重 
◎投 洗平 歩人(3) 180センチ 77キロ
 捕 文元 磨生(3) 177  72 
 一 野呂 洋翔(3) 180  85 
 二 井坂 泰三(3) 175  72 
 三 池上 智史(3) 171  72 
 遊 中沢 恒貴(2) 178  76 
 左 織笠 陽多(3) 178  76 
 中 佐藤 航太(3) 183  73 
 右 深野 友歩(3) 174  70 
 補 渡部 和幹(3) 173  70 
   宇田 海希(3) 174  81 
   石井 颯真(3) 170  73 
   冨井  翼(3) 164  66 
   奥名 恒貴(3) 172  73 
   藤原 天斗(2) 170  75 
   成田 光佑(3) 176  81 
   高梨 克久(3) 186  85 
   洗平 比呂(1) 176  70 
 ▽優勝まで 8―1青森西、2―1弘前東、7―4東奥義塾、3―2弘前学院聖愛、6―5八戸工大一

一関学院(岩手・12年ぶり7度目)小野涼ら4投手つなぎ失点わずか2 安定した守備が強み 

 ノーシードから勝ち上がり、12年ぶりの甲子園出場を決めた。4投手が登板し、失点は決勝の2点のみ。安定した守備からリズムをつくり、切れ目のない強力打線で主導権を握る。

 投手陣は小野涼が先発、中継ぎの両方で最長の24回2/3を投げ、右下手から直球と変化球を巧みに操り凡打の山を築いた。決勝で救援した右腕寺尾、左腕高沢は速球派。継投で勝ちパターンに持ち込む。

 チーム打率は3割4分3厘。7人で計10本塁打を放った長打力が武器だ。4番後藤は3本塁打、5番小野唯は打率6割超と大当たりした。打線のつながりと中軸の爆発力が鍵を握る。

 新型コロナウイルスの影響で甲子園大会が中止となった2年前、独自の岩手県大会を制した。高橋監督は「チームが一つになって優勝できた。2年前の思いも背負い、まず1勝したい」と意気込みを語る。

甲子園出場を決めてマウンド上で歓喜に沸く一関学院の選手たち

部長 立花 孝之
監督 高橋  滋  身長 体重
 投 寺尾 皇汰(2) 177センチ 70キロ
 捕 後藤 叶翔(3) 177  83
◎一 小松 大樹(3) 173  72
 二 小杉  晟(3) 165  73
 三 千葉 周永(3) 172  80
 遊 原田 大和(2) 170  70
 左 千田 白琥(3) 173  70
 中 菅野 千陽(2) 178  75
 右 小野 唯斗(2) 170  73
 補 及川 圭吾(3) 166  74
   小野 涼介(2) 166  66
   小原 翔吾(2) 170  73
   工藤  緑(3) 173  90
   村上 海斗(2) 175  76
   斎藤  晴(3) 180  84
   吉田 将人(3) 169  70
   大瀬 開途(2) 177  75
   高沢 奏大(1) 188  85
 ▽優勝まで 14―0不来方、4―0盛岡四、10―0伊保内・軽米、8―0盛岡大付、7―0盛岡一、3―2盛岡中央

仙台育英(宮城・3年ぶり29度目)足を絡めて着実に加点 主戦の左腕古川はロングリリーフで安定感

 最速140キロ超の投手を複数擁し「守備と走塁のチーム」をうたう。宮城大会は決勝で6盗塁と犠打4本を絡めて加点したように、手堅く得点を重ねるチームワークで勝ち上がった。

 チーム防御率は1.12。主戦の左腕古川は3試合に救援登板し、18三振を奪った。制球力に優れ、鋭く落ちるスライダー、小さく沈むツーシームなどを操る。先発は宮城大会4試合で投げた2年の高橋、右腕湯田のほか、3年の左腕斎藤蓉も試合をつくる力がある。

 打線は本塁打なし、三塁打1本と長打力を欠くが、チーム打率は3割4分5厘と高い。「つなぐ4番」と自称する5打点の4番斎藤陽は単打で塁を進める。9番橋本はチーム最高の打率6割6分7厘を誇り、下位から上位へのつながりが良いのが今年の特長だ。

 須江監督は「攻撃はより大胆でないと勝ち進めない。短期間で鍛えたい」とレベルアップを図って甲子園の戦いに臨む。

主戦古川は救援で好投。決勝の聖和学園戦も5回無失点

部長 猿橋 善宏
監督 須江  航  身長 体重
 投 古川  翼(3) 172センチ 74キロ
 捕 尾形 樹人(2) 180  81
 一 住石 孝雄(2) 172  73
 二 秋元  響(3) 170  72
 三 森  蔵人(3) 175  80
 遊 山田 脩也(2) 176  71
 左 遠藤 太胡(3) 176  78
 中 橋本 航河(2) 172  69
 右 斎藤  陽(2) 165  74
 補 斎藤  蓉(3) 173  74
   高橋 煌稀(2) 183  85
   溝上 勇人(3) 173  68
◎  佐藤 悠斗(3) 177  85
   岩崎 生弥(3) 168  67
   洞口 優人(3) 176  76
   藤井 一太(3) 172  72
   仁田 陽翔(2) 174  74
   湯田 統真(2) 180  82
 ▽優勝まで 6-4柴田、7-0仙台商、12-0仙台高専名取、4-0ウェルネス、不戦勝・仙台南、3-1聖和学園

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