宮城・登米バイオガス発電 「開発協定手続き中断を」 市民団体が市長に要望

宮城県登米市

 宮城県登米市東和町に予定されているバイオガス発電所計画を巡り地元の住民団体が5日、市が市開発指導要綱に基づき事業者の合同会社開発73号(東京)と進める開発協定の手続きを中断するよう、熊谷盛広市長に要望書を提出した。

 要望書は東和町内の地域振興会や漁業組合など5団体の連名で提出。事業者側が国に提出した電力固定買い取り制度(FIT)の申請書類を偽造したとして国が事実関係を調査する中、市は開発協定の手続きを中断すべきだと訴えている。

 市役所で要望書を受け取った熊谷市長は「地元の意思を一致した形で示されたと受け止める。市民の生活や自然環境を守ることが市政の最大の責任」と話した。その上で「将来批判されないように行政の手続きは進める」とも述べ、開発協定の手続きは中断しないとの考えを示した。

 登米市の自然を考える会の斉藤政孝代表(72)は「FITの認可に疑義が出ている計画に関し、協定協議を中断してはっきり反対の姿勢を見せてほしかった。引き続き地元の意向を訴える」と話した。

市民団体の代表から開発協定の手続き中断の要望書を受け取る熊谷市長(右)

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