(378)仮の世に住めばまことや小鳥来る/小檜山 繁子(1931年~)
仮の世とは私たちが生きるこの世のことです。命のはかなさや次々と移り変わる世界の無常を言い表したものですが、古典の仏教観も含まれた表現でしょう。しかし今を生きる私たちの人生が仮のものと言われるのは違和感があります。それを逆手に取り、仮の世にいればまことばかり起きるとシニカルにとらえた句ではないでしょ…
残り 74文字
関連リンク
- ・(377)目つむればここまでが指そこから桃/黒岩 徳将(1990年~)
- ・(376)秋暑けふわれも土俵に塩撒(ま)きたし/津高 里永子(1956年~)
- ・(375)嬰生まるはるか銀河の端蹴つて/小澤 克己(1949~2010年)
- ・(374)筆硯(ひっけん)に多少のちりも良夜かな/飯田蛇笏(1885~1962年)
- ・(373)匍匐(ほふく)して花野に斃(たお)れ帰らざる/井口 時男(1953年~)
関連タグ
河北新報のメルマガ登録はこちら最新写真特集
-
理想的2発で難敵破る 第18節ホーム千葉戦<ベガルタ写真特集>
-
宮城・塩釜水産物仲卸市場 改装し魅力アップ<アングル宮城>
-
<写真de速報>東北楽天が日本ハムにサヨナラ勝ち ルーキー荘司が9回114球の熱投
-
<写真de速報>東北楽天がホームで日本ハムと対戦、1―3で敗れました。
-
<写真de速報>東北楽天が8回浅村の逆転2ランで、日本ハムに勝利。
-
会津若松・旅館「向瀧」150年 木造建築守り続け<アングル福島>