亡き祖母の焼きおにぎり、弁当に 仙台・栗田さんの作文を基に藤崎が再現

 19日の敬老の日に合わせ、仙台市の百貨店藤崎は、仙台青陵中等教育学校(仙台市)の2年栗田遼人さん(13)が作文コンクールで特別賞を受賞した「幻の焼きおにぎり弁当」を再現し、販売している。栗田さんの亡き祖母が作った懐かしい味の記憶を頼りに、試行錯誤を重ねた。

作文を基に再現された弁当を手にする栗田さん=17日、仙台市青葉区の藤崎

 弁当は作文の内容を踏まえ、甘辛いみその焼きおにぎり、肉巻きネギ、味付け卵などを盛り付けた。801円。21日まで、地下1階食品売り場で1日15個販売。19日は30個用意する。

 作文コンクール「弁当の日おいしい記憶のエピソード」(共同通信社主催)について、河北新報が3月27日の記事で栗田さんの喜びの声を紹介。藤崎の担当者は、栗田さんが2020年に亡くなった祖母の味を再現しようと挑戦した結果、「全く別の物。幻の味になってしまった」ことに注目し、弁当作りを提案した。

 6月以降、打ち合わせや試作を繰り返して完成にこぎ着けた。17日に売り場を見学した栗田さんは「祖母の味に大きく近づいた。この味を多くの人に食べてほしい」と笑みを浮かべた。

 藤崎の担当者佐々木修さん(39)は「作文を基に弁当を再現する初の試み。家族だんらんのきっかけにしてほしい」と話す。

100歳以上が過去最多更新 宮城

 宮城県によると、県内では2022年度中に新たに785人が100歳になる。9月1日現在で100歳以上の高齢者は男性187人、女性1354人の計1541人。前年同期より98人増え、過去最多を更新した。

 最高齢は1911年2月生まれの江田マツヨさん(111)=大和町=。男性の最高齢は13年9月生まれの後藤信一さん(109)=栗原市=。

 県内の65歳以上人口(3月末現在)は65万1351人で、総人口の28.8%(前年同期比0.4ポイント増)を占める。75歳以上は32万2418人で、総人口の14.3%(0.3ポイント増)。

 新型コロナウイルス感染対策で、村井嘉浩知事による最高齢者への表敬訪問は実施しない。本年度100歳を迎える785人には、知事の祝辞や首相からのお祝い状と銀杯が贈られる。

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