(381)酒止めようかどの本能と遊ぼうか/金子 兜太(1919~2018年)
季語のない無季の俳句です。諧謔(かいぎゃく)味のある内容で、川柳と違うのか?と聞かれたら難しい質問です。しかし、俳句を作るときの客観的な観察力が確かにあります。快楽を伴う習慣化した欲をやめること、依…
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- ・(377)目つむればここまでが指そこから桃/黒岩 徳将(1990年~)
- ・(376)秋暑けふわれも土俵に塩撒(ま)きたし/津高 里永子(1956年~)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。