空中ブランコ 大技「あうんの呼吸」<木下大サーカス 赤テントから夢の国へ(6)完>

 木下大サーカス仙台公演(河北新報社、東北放送主催)が23日、仙台市宮城野区のJR仙石線宮城野原駅前特設会場(仙台医療センター跡地)で幕を開ける。巨大な赤テントに入れば、目の前に広がるのは夢の国。12月4日の千秋楽まで、驚異の猛獣ショーやスリルいっぱいの空中ブランコといった多彩な芸を満喫できる。スタートまであとわずかに迫った9年ぶりの宮城県内での公演を前に、岡山市で9月7日まで開かれていた公演から、見どころや出演者の思いを紹介する。(6回続き)

仙台公演23日に開幕

紙破り飛行に挑む平田さん(左)

 公演の最後を飾るのが空中ブランコ。サーカスの華と呼ばれる演目だ。

 舞台の両端にそびえ立つのが地上13メートルのジャンプ台。台から台まで20メートルほどの空間で、男女12人の団員が次々と妙技を繰り出す。

 空中に身を放り出した「飛び手」がブランコにつかまった。バーから手を離すと、中央のブランコに両脚でぶら下がった「受け手」が前腕をキャッチ。元のブランコへ戻すと、会場が湧く。

 大きな見せ場「紙破り飛行」では、飛び手と受け手の間に、障子紙を張った塩化ビニール管の枠がぶら下がる。互いに相手は見えない。受け手の中園栄一郎さん(49)は「あうんの呼吸。考えていたら手をつかめない」と技を成功させる秘訣(ひけつ)を語る。

 飛び手の平田有里さん(29)は昨年8月、女性団員で初めて紙破り飛行に加わった。自ら手を挙げ、志願した。「挑戦する勇気を感じてほしい」との思いを胸に舞台に立ち続ける。

 意を決してジャンプ台を飛び立つ平田さん。紙が破れ、仲間を信じて伸ばした手がしっかりとつながる。離れ技の成功の裏には豊富な練習量と団員同士の絆があった。

【会期・会場】
9月23日~12月4日、JR仙石線宮城野原駅前特設会場(仙台市宮城野区)
【開演】
月―水、土曜    11:00 14:00
金曜および9月23日
13:00 15:50
日曜・祝日
10:10 13:00 15:50
【休演日】
11月3日を除く木曜と、10月5、19日、11月2、9、16日。
【自由席入場料】
前売り 大人3000円、子ども(3歳~高校生)2000円、大学・専門学生2400円
当日 大人3500円、子ども2500円、大学・専門学生2800円
※大学・専門学生券は河北新報販売店とコンビニチケットのみで販売
※指定席は別途料金が必要
【前売り券販売】
 河北新報販売店(優先入場特典付き自由席前売り券を販売)、藤崎、仙台三越、日専連カスタマーセンター(アエルビル9階)、ニッセンレン・テラスセルバ店、ヤマザワの宝くじ夢売り場(宮城県内のみ)、アソビュー!
 ★ローソンチケット、★チケットぴあ、★イープラス、★セブンチケット、★木下大サーカスオフィシャル会員チケット(★は前売り指定席券も販売)
※河北新報販売事業協同組合022(211)1349に申し込めば、宮城県内に限りチケットを自宅まで届ける
【連絡先】
 木下大サーカス仙台公演事務局022(797)5103

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