(423)顔一つ転がつてゐる花梨の実/松林尚志(1930年~)
顔が転がっているとは花梨(かりん)の実のことのようです。秋に大きく黄色い実がなりますが、馴染(なじ)みが薄いのは渋みでそのまま食べられないからでしょう。のど飴(あめ)や果実酒が有名ですね。最大の特徴は香りで、木のそばはもちろん、追熟のために置いた部屋いっぱいに芳しい香りが広がります。少し不格好な形…
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- ・(419)吊し柿風慣れの行はじまりぬ/中原道夫(1951年~)
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。