(423)顔一つ転がつてゐる花梨の実/松林尚志(1930年~)
顔が転がっているとは花梨(かりん)の実のことのようです。秋に大きく黄色い実がなりますが、馴染(なじ)みが薄いのは渋みでそのまま食べられないからでしょう。のど飴(あめ)や果実酒が有名ですね。最大の特徴は香りで、木のそばはもちろん、追熟のために置いた部屋いっぱいに芳しい香りが広がります。少し不格好な形…
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