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(428)浮寝鳥眠りが浅い流れやう/能村研三(1949年~)

 越冬のため日本に渡ってきた鳥たちが、冬はよくぷかぷかと水辺に浮いている。鴨(かも)・雁(がん)・白鳥など、首を羽に突っ込んで丸まりながら浮いているのは良い光景だ。あれが、「浮寝鳥」。しかしマア、風が強い日などオチオチ眠っていたらどこまでも流されてしまう。丸まって寝ている鳥たち、流されていることに気…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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