(447)去年今年開きつぱなしの鼻と耳/堤保徳(1939年~)
去年今年は「こぞことし」と読みます。12月31日の夜は更け、やがて新年がやってきます。昔はしらじらと昇る朝日を見て実感した、年はすみやかに移り変わるのだという感慨が込められた季語です。さて鼻や耳には蓋(ふた)がなく、ずっと閉まることはありません。当然ですが改めて気付くことでもあります。正月の準備を…
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。