(458)鮟鱇の顔に喰ひ付く親爺哉/阪本四方太(1873~1917年)
アンコウは身体が平たく、背中にトゲがあり、口が大きい。ナマズをもっと獰猛(どうもう)にしたような物凄(ものすご)い顔をしている。そのアンコウに食い付くオヤジの貌(かお)も、まるでニンゲンとは別のオヤジという生物であるかのような、物凄い勇ましさなのだろう。滑稽味を湛(たた)えた珍風景というべきか。作…
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