(459)冬銀河長湯の夫を忘れけり/長岡悦子(1941年~)
ふと外に出たのか、窓から見上げたのか、銀河は冬の夜空に鮮やかに浮かびます。冬銀河と取り合わせるのは夫の長風呂のことです。1人がお風呂に入っている間はもう1人の自由な時間。相手のことを忘れるくらい冬銀河がきれいとも読めますし、慣れた一人の時間にうっかり忘れてということもあるでしょう。一緒に暮らしても…
関連リンク
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。