(461)湯婆抱いて大きな夢も無りけり/大須賀乙字(1881~1920年)
「湯湯婆」。「湯婆婆(ゆばーば)」ではアリマセン。ユタンポ。「湯婆」でタンポ。湯葉じゃないよ。元は中国のもので、婆は「妻」や「母親」の意味。妻や母親の温かさを感じて寝る、というのが語源だそうで、唐音で湯婆(tangpo)。日本に伝わったとき、「湯婆」は容器のことと解釈されたので、「湯」を付けて「湯…
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。