閉じる

(485)まなざしは久遠の彼方寒昴/安藤清峰(1904~1983年)

 谷村新司の「昴(すばる)」は<凩(こがらし)は吠(な)き続ける>とあり、木枯(こがらし)は初冬に吹く風だから、あの歌は11月ごろ。掲句の寒昴はもっと寒い今頃、澄んだ空気の中の星の潤みまで想像される。ただ、身も蓋(ふた)もないことを言うと、プレヤデス星団は約440光年の先。ウン万年を相手にする地質学…

関連リンク

関連タグ

最新写真特集

秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

ライブカメラ