伊達政宗騎馬像の修復着々 昨年3月の地震で破損 3月末までに仙台城跡「凱旋」へ

宮城、福島両県で震度6強を観測した昨年3月の地震で破損し、仙台市青葉区の仙台城跡から東京都内に運ばれて修復中の伊達政宗騎馬像が25日、報道陣に公開された。
左前足と右後ろ足が破損した騎馬像を鉄パイプで固定。像を支える棒を胴体内部に新たに取り付けるため、騎馬の腰には大きな穴が開けられ、政宗のかぶとの前立ても修復の支障となるため取り外されていた。
市から修復を依頼された「ブロンズスタジオ」(東京都瑞穂町)が昨年7月から作業を続ける。修復の6割ほどが終わり、今年3月末までに仙台城跡に「凱旋(がいせん)」する予定。
ブロンズスタジオの高橋裕二取締役(69)は「騎馬像は仙台、宮城のシンボル。文化財として後世に伝えられるように作業を進めていく」と語った。
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