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(496)冬たんぽぽ三十年で町古ぶ/大西朋(1972年~)

 『論語』では「三十にして立つ」というが、町はどうか。掲句の町は、新興住宅地やニュータウンなどと呼ばれる計画的につくられた町だろう。そして「古ぶ」は、「なじむ」といったところか。古びることは決して悪いことばかりではない。長い間人々の生活が続くことで、人と町が自然になじんで暮らしやすくなる。この冬たん…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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