閉じる

(498)透明な壁に囲まれ咳こぼす/松野苑子(1947年~)

 2年以上続く「コロナ禍」に、私たちの生活様式はどんどん変わっていき、新しいツールも増えました。その一つが机に置かれるアクリル板です。向こうの景色も表情も見えますが、相手との空間を隔てています。その中ですまなそうに咳(せき)をする様子が思い浮かびました。もちろん風邪ではないですよと縮こまりながら。今…

関連リンク

関連タグ

最新写真特集

秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

ライブカメラ