東浜小と荻浜中、閉校前に感謝の舞 獅子風流を披露 児童生徒、教師が一丸
本年度で閉校する石巻市東浜小(児童2人)と同市荻浜中(生徒3人)の児童生徒が2日、学校伝統の獅子風流の講師らを招いた最後の講習会と感謝の会を東浜小体育館で開いた。25日に両校の閉校式で披露する予定。
講習会では児童生徒と教員が一丸となり、牧浜獅子風流保存会会長の豊島富美志さん(73)ら講師と保護者に披露した。口上の声の張り方や獅子舞の動きの緩急について指導を受けた。
感謝の会では統合前の旧東浜中から約40年にわたり子どもたちに獅子風流を指導してきた豊島さんらに児童生徒が感謝の言葉と花を贈呈した。
東浜小6年の阿部蘭さん(12)は「獅子風流を通じて協力することの大切さを学んだので、進学しても生かしたい。本番では感謝の気持ちを込めて臨む」と話した。
豊島さんは「感情が動きに乗っていて素晴らしかった。今の子どもたちの親から指導してきたので卒業を見送るようなさみしさもある。先輩から受け継いできた思いを込め、地域行事の獅子風流にも参加して続けてもらえれば」と述べた。
東浜小と荻浜中は4月、万石浦小と万石浦中にそれぞれ統合される。
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