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<創作現場/私の相棒>「愛犬」 交流生まれ 心も癒やす

ピアニスト・音楽プロデューサー・相沢やよいさん

 仙台のクラシックファンなら、舞台の上で演奏する姿はもちろんだが、さまざまなコンサート会場でトレードマークである赤く染めた髪の女性をたびたび見かけるはずだ。仙台市青葉区のピアニスト相沢やよいさん(60)。ソロや室内楽で堅実な演奏を聴かせるとともに、プロデューサーとして各種コンサートを企画。音楽の楽しさを市民に広げようと尽力している。

 しかし、相棒が犬とは、どういうことだろうか。「実は全国から愛犬家を集めてのコンサートを企画し、出演しています」

 栃木県の美術館で2019年と昨年の2度開かれた演奏会。昼間は広い庭を使って犬と飼い主が一緒に遊び、夕刻からは犬を待機させて飼い主が生の音楽を楽しんだ。相沢さんらがクラシック曲を中心に奏で、「犬のおまわりさん」など、犬にちなむ曲も披露した。

 愛犬はラブラドルレトリバー2匹。初代を飼い始めたのは30年余り前で、現在は4代目と5代目という。アジリティー(犬の障害物競走)の大会に参加するなど生活を共にし、犬を通…

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