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石巻活性化案を提言 SDGs先導者育成研修「ミガキバ」 全国の5チームが報告

コミュニティーづくりを提案する「ニューノーマルシズオカ」の女性2人

 地域資源を最大限に活用しながらローカルSDGs(地域循環共生圏)の実現に取り組むリーダー育成を目指す環境省の実践型研修プログラム「migakiba(ミガキバ)」の石巻現地報告会が5日、石巻市中央2丁目のIRORI石巻であった。昨年9月に活動を開始した全国の5チームが、まちの活性化に向けて意見やアイデアを述べた。

 都内の会社員4人で組織する「旅人」チームはオンラインで参加。「我が子と学ぶ石巻」をテーマに、1、2歳児と一緒に農林業、漁業を体験する2泊3日のツアーを検討していることを報告した。「1次産業を切り口に都市では味わえない石巻の魅力を伝えたい」と意欲を語った。

 「石巻は飲み会が多く、友だちが友だちを呼んでいる文化がある」と強調したのは県内大学生らの「まほろば」チーム。石巻を好きになるきっかけづくりのため、芸術、文化好きを対象にしたイベントなどの構想を掲げた。

 京都府出身で現在は静岡県在住の女性2人の「ニューノーマルシズオカ」は「よそ者」としてのコミュニティーづくりを提案。「同人誌、ニュースペーパーの発行を通して大人になっても友だちが作れる」と強調し、交流の輪の広がりが活性化につながることを示唆した。

 ミガキバは資源や文化の視点から探索し、磨き上げることで地域に持続可能な好循環を生み出すのが狙い。本年度は石巻市をはじめ北海道厚真町、群馬県長野原町北軽井沢など7地域で新たな企画が練られている。

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