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東部衛生センター汚泥焼却設備、復旧へ 爆発火災で休止中 石巻広域行政事務組合

 石巻地区広域行政事務組合は、し尿処理施設の石巻広域東部衛生センター(石巻市東福田)に関し、昨年6月に爆発火災があり休止している汚泥焼却設備を復旧させる方針を決めた。組合議会が8日、復旧費約5億1800万円を計上した2023年度当初予算案を可決した。

 火災以降は石巻広域クリーンセンター(同市重吉町)で臨時的に処理しているが、安全対策を講じた上で東部センターを復旧させることが最善と判断した。

 焼却設備はし尿の処理過程で発生する脱水汚泥を扱う。クリーンセンターで継続して受け入れる場合は老朽化する設備のトラブル発生が懸念されるほか、燃料費の負担も増していた。

 当初予算には復旧費と安全対策費を計上。組織市町の負担金1億2943万円と組合債3億8830万円を充てる。工期は約11カ月で、23年度内の復旧を目指す。

 組合は老朽化が進むクリーンセンターの建て替え方針も正式に決めた。24、25年度に基本構想を策定して建設地や施設規模を決める。着工は31年度、利用開始は34年度を見込む。

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