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サン・ファン号でロケ、映画「レジェンド&バタフライ」好調 イオンシネマ石巻で小道具展示

「レジェンド&バタフライ」のサン・ファン号復元船ロケで使用された小道具やパネル写真に市民も興味津々=イオンシネマ石巻

 イオンシネマ石巻(石巻市茜平4丁目)で公開中の映画「レジェンド&バタフライ」が好調だ。ロビー出入り口付近には、解体前のサン・ファン・バウティスタ号復元船(同市渡波)で撮影された時に使われた小道具が展示されており、興行の盛り上げに一役買っている。

 イオンシネマ石巻には映画ファンに交じって、初めてシネコンを訪れた年配の観客の姿が目立つ。お目当ては「レジェンド&バタフライ」。

 入江悠平総支配人は「石巻の興行成績が全国平均を上回っている。サン・ファンでロケされたことが市民の関心を呼び、今までシネコンとは縁がなかった人たちの足を運ばせているようだ」と話す。

 ロビー一角には、2021年秋にサン・ファン号を外洋帆船に見立てたロケで使用した俵や積み荷などを展示。当時の撮影風景を紹介した写真パネルもあり、市民らは興味深そうに見ていた。

 9日に美里町から来た70代男性は「サン・ファン号が物語の中でどのように使われているのか、見るのがとても楽しみ」と語った。

 「レジェンド&バタフライ」は、東映創立70周年記念作品として製作された時代劇の大作で、織田信長(木村拓哉)と濃姫(綾瀬はるか)の約30年に及ぶ軌跡を激動の時代の中に描いている。信長の運命を決めた「本能寺の変」に独自の解釈が加えられているのも話題になっている。

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