部活動の地域移行探る 女川町、総合教育会議で意見交換
女川町は3日、本年度第2回の総合教育会議を町庁舎で開いた。須田善明町長や平塚隆教育長、教育委員ら15人が出席。休日の部活動の地域移行を含めた女川中の部活動と町教委が策定した「教育ロードマップ」について意見を交わした。
部活動の地域移行について「町で暮らす子どもが取り組んでいるスポーツ全てで可能なのか」や「大会のエントリーやバスの手配といった事務的な作業を地域クラブが請け負った場合、教員の負担が減るか」といった可能性を探った。
課題として「人を育てるための指導者育成には時間とお金がかかる。国などの支えがないと厳しい」「都市部と地方では抱える問題も変わってくる」といった意見もあり、町は県全体の状況を確認しながら女川で抱える課題をまとめ、議論を重ねていく。
教育ロードマップは今後10年間で取り組む重点政策をまとめた。平塚教育長が小中合同で学びの機会を増やす「女川生活実学」、礼節を含めた生活態度の向上を表す「女川っこしぐさ」などを解説し、学校と地域、家庭の連携をこれまで以上に深めていくことを確認した。
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