「RAF」期間外でも楽しめるよ 食満喫、常設作品鑑賞 モニターツアー好評
石巻市の市街地と牡鹿半島などを舞台とした現代アートと音楽、食の総合芸術祭「リボーンアート・フェスティバル(RAF)」の開催時以外にも地域の魅力を感じてもらうモニターツアーが6、7の両日、同市内で開催された。一般社団法人「Reborn-Art Festival」が主催した。食や地域住民との出会い、常設作品の鑑賞を通じ、日常的に石巻に人を呼び込み、地域の活性化につなげるのが狙い。
都市部などで活動するカメラマンや料理雑誌の編集者ら約20人が参加。RAFの期間中に営業する食堂「はまさいさい」(石巻市荻浜)では、「四季彩食 いまむら」(同市中央2丁目)店主の今村正輝さんが料理を振る舞った。
今村さんは荻浜で取れたタラのソテー、タナゴやカキを使ったブイヤベースなど6品を提供。自身が漁に出て食材を確保することや、東日本大震災後のボランティアを経て石巻に移住したことなどを説明した。
<一般向けも検討>
東京都のカメラマン森本真哉さん(51)は「石巻に移住した人たちが地域に活力を与えている。料理もおいしいので人を呼び込むプログラムがあれば、さらに盛り上がる」と話した。
一行は石巻南浜津波復興祈念公園周辺や石巻市中央地区で、RAFの期間外でも展示している作品も見て回り、7日はかご漁や刺し網漁を体験した。
RAFによると、今後は参加者から意見を聞き、プログラムの内容を改善。一般向けの実施は来年度を目指しているという。
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