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高齢者の日常を短編小説に 石巻・元高校教諭の岡田さん、出版

岡田さんが出版した「四コマ短編小説50編 晩景」
岡田寛士さん

 石巻市の元高校教諭岡田寛士(本名・寛)さん(80)が本「四コマ短編小説50編 晩景」を出版した。高齢者や老夫婦などが登場人物で、日常の出来事や周囲で起きる「事件」をユーモアたっぷりにつづっている。

 短編小説50編で構成する。各編とも4こまマンガのように四つの章に分けられ、起承転結が明確で簡潔に読むことができる。「香バア」が家の整理整頓に奔走する「断捨離」、荷物の再配達に関して「富バア」と「久ジイ」のかけ合いが楽しい「宅配便」、洗濯機の買い替えを巡る騒動を描いたエピソードなどが収録されている。

 岡田さんは「読む方に思うところがあるはず。中高年や高齢者に読んでほしい」と話す。

 「晩景」は22世紀アート刊。A5判、全384ページで2300円(税別)。アマゾンの通信販売で取り扱っている。連絡先は22世紀アート03(5941)9774。

 岡田さんは石巻市出身。県内の中学、高校に勤務し、石巻工高、泉舘山高などで国語教諭を務めた。2019年6~8月、石巻かほくに「昔っこ飯田口説(はんだくどき) 修羅の地獄に落つるとも-石巻市北上町女川事件」を連載した。

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