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「どんな人なの家康」 大河ドラマに合わせ、特設コーナー 東松島市図書館

徳川家康や江戸時代などに関する本をそろえた特設コーナー

 NHK大河ドラマ「どうする家康」にちなんだ本の特設コーナーが東松島市図書館にお目見えした。「どんな人なの家康」のタイトルで、来館した市民の読書意欲をかき立てている。

 特設コーナーには約50冊がそろえられた。小説「家康死す」から歴史本「関ケ原」「徳川家康の詰め将棋 大坂城包囲網」「徳川家康の決断」、話題書「もしも徳川家康が総理大臣になったら」までとバラエティーに富む。「江戸の仕事図鑑」「江戸のベストセラー」「戦国武将の時代折り紙」といった関連本も充実。

 司書の井上裕香さんは「家族向けの本や児童書も一緒に並べた。普段はジャンルごとの書架に別々にあるが、1カ所に集めることで興味を引くようにした。家康の本をきっかけに戦国時代、江戸の文化へと読書の関心が広がれば」と話す。

 館内には芥川賞・直木賞コーナーも設置。今年、芥川賞を受賞した仙台市出身の佐藤厚志さん著「荒地の家族」は貸し出し中で、予約待ちが12人という人気ぶり。

 冨士原郁子館長は「家康の特設コーナーはタイムリーな企画。2月いっぱいは開設したい。これからの図書館は本を貸し出しするだけでなく、本への興味、関心を持ってもらえるような企画や情報を発信していかなければならない」と強調した。

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