安全対策進まず、よぎる悪夢<最大津波から逃げる 第1部 12年目の被災地(中)>
牡鹿半島の付け根に約1万4000人が暮らす宮城県石巻市渡波地区。海岸線から山際まで、ほぼ全域が3~5メートルの津波に襲われる。
宮城県が最大級の津波浸水想定を2022年5月に公表して1カ月後、市が住民説明会を開いた。「逃げる方法と場所を早急に検討してほしい」。同地区の阿部和夫さん(75)は、居並ぶ…
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