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浸水域足場に町再生 既存インフラ最大限活用 福島・富岡町<最大津波から逃げる 第1部 12年目の被災地(下)>

 原発事故と津波の複合災害に見舞われた福島県富岡町は当時、将来像が見えない状況で復興の足掛かりとなる拠点を探した。選んだのは、一部が浸水した曲田(まがた)地区。駅や道路など既存のインフラが集まり、現在は災害公営住宅や診療所などが立地する。放射線量の低さや、当時の津波シミュレーションが決め手となり再生…

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