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(517)ぶらんこをからだの骨としてつかふ/鴇田智哉(1969年~)

 ぶらんこは春の季語。中国の春を招来する行事がもとになっている。この句からは、全身を使ってぶらんこを立ち漕(こ)ぎする様子が見える。金属の棒を丸い輪で複数繋(つな)いで垂らすぶらんこだろう。ぶらんこの接続部を、肘や膝など人の関節のように見立てた。漕いでいるうちにいつの間にか体とぶらんこが一体化してき…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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