鷹来の森運動公園屋外運動場、大規模改修へ　東松島市議会

　東松島市議会２月定例会は２８日、本会議を開き、会派代表質問を行った。渥美巌市長は完成から間もなく２４年が経過する市鷹来の森運動公園屋外運動場に関して、２０２４～２５年度にかけて大規模改修する方針を示した。

　屋外運動場は１９９９年に完成し、これまで必要に応じて施設の修繕が行われていた。ナイター照明施設の発光ダイオード（ＬＥＤ）化を始め、トイレの下水道への接続、バックネットや散水設備の改修、駐車場周辺の屋外トイレ整備などを検討している。

　市図書館の改修と増築に関する質疑もあり、市は増築部分を２階建てにする考えを示した。学習スペースや蔵書スペースを確保し、昨年県が公表した新たな津波浸水想定で浸水区域に含まれたことを踏まえ、津波発生時の一時避難場所としての活用も視野に入れる。

　旧矢本町時代の９３年に完成した図書館は矢本、鳴瀬両町の合併後に利用者や蔵書が増え、手狭な状況になっている。既存施設は内装や建具の改修、空調設備の更新などを見込み、工事着手は２０２４年度ごろの見通し。

　阿部勝徳（清新会）、小野恵章（松桜会）、土井光正（自公・市民の会）の３議員が登壇した。