石巻観光、台湾にPR オンラインで商談 自然や食のプラン提案
台湾から石巻地方への誘客を図ろうと、一般社団法人石巻圏観光推進機構(石巻市)は、石巻市中央2丁目の市かわまち交流センターで、台湾の旅行会社とのオンライン商談会を開いた。石巻地方2市1町の観光担当者が加わり、四つのモデルコースを紹介。自然やパワースポット、食の魅力などをアピールした。
東松島市が日本航空(JAL)から職員2人の派遣を受けている縁で、同社の台湾支店が協力した。現地旅行会社17社が集まる台北市の会場とビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」でつなぎ、観光推進機構の職員や各市町の担当者が地域の魅力を売り込んだ。
石巻市の離島・金華山を訪ねるコースや、東松島市の宮戸地区を巡るコースなどを提案。台湾人に人気のイチゴ狩りや笹かまぼこ作りが体験できるプランも紹介した。東北地方を7日間で巡る団体旅行商品が多く造成されていることから、周遊先の一つに組み込んでもらおうと、あえて数時間から半日程度で回れるプランを案内した。
旅行会社からは、宿泊先や公共交通機関、予算に合わせた滞在プランなどについて質問があった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で運休していた仙台-台湾線の定期便は、1月に3年ぶりに運航を再開。4月には台湾航空会社による新規就航も予定されるなど、観光客の増加に期待がかかる。
観光推進機構の担当者は「東北を訪れるのは日本旅行のリピーターが多い。日本通の興味をくすぐるような石巻エリアの魅力を今後もアピールし、足を運んでもらえるよう努めたい」と意気込んだ。商談会は2月16日に開いた。
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